Aチーム 北道連盟プレーオフ第2戦で惜敗。

2020年1月26日 Aチーム 北道連盟リーグ戦プレーオフ第2戦(3位決定戦)

 

この日Aチーム(6年生)は連盟リーグ戦のプレーオフ第2戦(2位対3位)の試合に挑みました。

 

対戦相手はリーグ戦2位の豊島パワーズさん。リーグ戦ではパンサーズ投手が撃ち込まれ力負けした豪打のチーム。前週プレーオフを勝ち上がった勢いで雪辱を果たしたいところ。

 

パンサーズはこの日も後攻で試合開始。

 

相手チームの打線が初回からパンサーズに襲い掛かる。先頭打者が二塁打で出塁。その後、四球と巧みなバント安打で初回から無死満塁の大ピンチ。好調を維持していたパンサーズのエースピッチャーであったが、この大ピンチにチーム全体に動揺が走る。

 

しかし、続く4番打者に犠牲フライを打たれ1点を失うものの、1アウトからバッテリーが盗塁を阻み2アウト、そして5番打者を三振に打ち取り、1失点の最少失点で何とかこの回を凌ぐことに成功。

 

その裏のパンサーズの攻撃。相手投手も満を持してエースピッチャーが登場。相手投手は小学生とは思えない程の剛腕投手。パンサーズは苦戦必至だ。

 

ところが、パンサーズは先頭打者がサードへのドン詰りの内野安打で出塁。相手投手からそうは連打を奪えないと考えた監督がスモールベースボールに舵を切る。2番打者の時に盗塁でランナーを進めた後、投手ゴロの間にランナーは3塁に進む。3番打者はキャプテンでチーム一の器用さの持ち主。是が非でも1点を奪いたい場面。いや、この後の試合展開を考えると必ず奪わなければいけない1点だ。2球目に思い切ってスクイズを試みるが、ここは相手バッテリーも警戒していてファール。まさに初回から死闘といったような展開でグランドに緊張感が漂う。2ストライクに追い込まれた打者は何とか食らいつくが打球は勢いなくショートへのゴロ。しかし、俊足の3塁ランナーが好スタートを切りホームへ。間一髪ではあったが同点のホームイン。ここから一気に突き放したいパンサーズであるが4番、5番打者は連続三振。やはり好投手相手に大量点は望めない・・・。

 

しかし、安打はなかったが、泥臭く1点を奪い同点に追いついたことは心強い。

 

最近のAチームは、もともとの豪快な野球に加え、諦めない気持ちが強くなり、この試合のようなワンサイドゲームになりそうな試合も絶え凌ぐことで、自ら流れを掴みとれるチームになりました。選手の成長を強く感じるところです。

 

試合は2回以降はまさに投手戦。両投手が奪三振ショーを展開。スコアボードに「0」が並ぶ。

 

4回の裏、パンサーズにチャンス到来。相手チームは球数制限を考え早めに投手交代。前週の試合もそうであったが投手交代時に試合は動きやすい。パンサーズはこの回の攻撃前に円陣を組み、監督が気合を注入。3番からの好打順。先頭打者は打ち取られるものの、4番の安打、5番の死球、6番の進塁打で2アウト2・3塁のチャンス。しかし、7番打者が三振で3アウト。

 

5回の裏も下位からの攻撃ながらも足を絡めた攻撃で2アウト2・3塁のチャンスを作り、打席は頼れる主将の3番打者。ここで相手投手が交代。再び剛腕の先発投手がマウンドへ。

初回同様の緊迫感からお互いにマウンドとバッターボックスで気合が入る。

初回同様、何とか食らいついていたが、またもショートゴロで3アウト。1点が遠い・・・。

 

規定の時間を考えると、6回が最終回。

表の相手チームの攻撃は先頭がレフトへの安打、その後1アウトからセンター前にポトリと落ちる安打で1アウト1・3塁の大ピンチ。ここで先発投手が球数制限で交代。必勝パターンのサウスポー投手へスイッチ。ここが勝機と見た相手ベンチが動く。投手の代わり端に代打を送る。パンサーズの投手はサウスポーであるため3塁ランナーのリードは大きい。ただならぬ気配を感じていたバッテリーは細心の警戒。予想的中。相手がスクイズを仕掛けてきた。しかっり相手の作戦を読み切ったバッテリーはウエストし、ランナーを挟殺プレーでアウト。しかし、アウトを取る間にランナーはしっかりと3塁に進んでいるため、2アウト3塁でまだピンチ続く。ランナーはさらにリードを大きく取りバッテリーを揺さぶる。パンサーズの監督もバッテリーにランナー警戒を支持。その矢先の一球だった。バッテリーミスでキャッチャーがボールを後ろに反らしたが、ホームクロスプレーでタッチアウト。大ピンチを無失点で凌ぐが、まだまだ一進一退の攻防が続く。

 

6回裏、4番から始まるパンサーズの攻撃であったが、連続三振で2アウト。その後6番打者が会心の当たりの2ベースで出塁するが、後続が続かず1-1で6回を終える。

 

ここで1アウト1・3塁からプレースタートのタイブレークに突入。

 

まずは相手チームの攻撃。先頭打者から揺さぶりをかけてくる。自分も生きようとするバントであったが、ショートが上手くさばき2アウト2・3塁となる。中盤以降、ここまで互いにピンチを凌ぎ、学童野球とは思えない一進一退の攻防。選手の疲労もピークであったであろう。それが影響したかは定かではないが、ここでパンサーズに痛恨のバッテリーミス。またもクロスプレーとなるが今度の判定はセーフ。互いに喉から手が出るほどほしかった1点が入ってしまう。その後相手チームに勢いが増し、後続打者に2塁打が飛び出し、さらに1点を献上。重たい2点がパンサーズにのしかかった。

 

その裏パンサーズの攻撃は下位打線からの打順。2点を追いかける監督の作戦は強攻策。しかし、先頭の7番打者はサードフライ。そして後続が最後まであきらめずバットを振るもショートゴロに倒れ万事休す。

 

1-3でパンサーズは敗戦。

この敗戦で、パンサーズの連盟リーグ戦3位が確定。

これまで長く戦ってきた所属連盟の集大成として、リーグ戦で1つでも上の順位を目指して戦ってきましたが、あと一歩優勝まで届きませんでした。しかし、この日の試合もチーム全員が全力を出し切った素晴らしい試合でした。

 

卒団まであと僅か。残りの大会も悔いがないように引き続き全力で戦っていきます。